
自宅で雨漏りを確認したときは、誰もが室内を水浸しにしたくはないため急いで修理しなければいけないと考えるでしょう。同時に、「修理の費用はどのくらい必要なのか?」「どこに修理を依頼するのか?」「火災保険は利用できるのか?」など悩みもでてきます。
悩みを解決するにも、ただ修理するだけでなく、今後雨漏りしないためにも原因を特定することも重要です。
本記事では、雨漏りを修理するための費用相場や、雨漏りの種類、どこに修理を頼めばよいのか選び方など、わかりやすく解説します。
雨漏り修理の費用相場
それでは雨漏り修理の費用相場について解説していきます。雨漏り修理は原因の箇所によって費用が異なることが一般的です。
雨漏りの種類
雨漏りの種類には以下のような箇所が原因になります。
- 雨漏りの種類
-
- 屋根
- 天井
- 屋上
- 外壁
- ベランダ・バルコニー
- 窓サッシ・天窓
それぞれ雨漏りの箇所については、このあと詳しく解説していくので修理を依頼する際の参考にしてください。
雨漏り修理の費用相場

雨漏りの原因箇所や被害状況により、修理に必要になる費用も異なります。
雨漏り修理は、箇所により修理費用も高額になる場合もありますが、そのまま修理せずに放置してしまうと、状況がさらに悪くなる可能性があるため注意が必要です。
雨漏り修理を業者に依頼した際に、費用が変動するポイントや箇所別の費用相場は、以下の表になります。
- 雨漏り修理を業者に依頼した際に、費用が変動するポイントや箇所別の費用相場
-
- 雨漏りしている箇所
- 被害状況
- 補修で済むか
| 雨漏りの箇所 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
| 屋根 | 0.5~200万円 |
| 天井 | 3~25万円 |
| 屋上 | 50~250万円 |
| 外壁 | 2~280万円 |
| ベランダ・バルコニー | 3~25万円 |
| 窓サッシ・天窓 | 3~90万円 |
監修者:二級建築士
加藤 大輔
雨漏りの原因はいくつか考えられます。①経年劣化②自然災害などによる破損③新築時からの施工不良④増改築等による形状の変化 これらの原因は単独の場合もありますが複合的に関係し雨漏りを引き起こす事もあります。改修を検討する場合は雨漏りの調査と合わせて建物全体のチェックをおすすめします。
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雨漏り修理の種類と種類別参考価格
雨漏り修理は、種類により修理内容に違いがあります。そのため、修理費用も異なりますので、ここからは雨漏り修理の種類別の内容や参考価格について詳しく解説します。
屋根の雨漏り修理

屋根の雨漏り修理は、屋根が高い場合には足場を組む費用も必要になります。コーキングや漆喰の補修では、修理費用も多くは必要としませんが、屋根全体がかなり劣化している場合は、200万円以上修理費が高額になることもあります。
| 工事内容 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
| 瓦のズレ修理・差し替え | 0.5~5万円 |
| コーキング補修 | 1.5~5万円/棟 |
| 漆喰の補修 | 4~30万円 |
| 屋根全体交換(カバー工法・葺き替え) | 80~200万円 |
天井の雨漏り修理

天井の雨漏り修理の費用相場は以下になります。
| 工事内容 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
| 天井板の張り替え | 5~20万円 |
| 壁紙クロスの張り替え | 3~15万円 |
| 下地の補修が必要な場合 | 上記+5万円 |
天井の雨漏り修理が必要なときは、屋根や外壁の修理も必要になるときがあるので注意しましょう。
屋上の雨漏り修理

屋上の雨漏りする原因は、ほとんどが防水材の経年劣化になります。他の原因は、排水が詰まっている場合も考えられます。
修理費用の相場は以下のとおりです。
| 工事箇所 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
| 一戸建て | 50~100万円 |
| 集合住宅・ビル | 50~200万円 |
外壁の雨漏り修理

屋根の雨漏り修理は、被害状況により部分補修や塗装による補修、外壁全体がすごく劣化している場合は、張り替えや重ね張りをします。
| 工事内容 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
| コーキング・ヒビ割れの補修 | 2~20万円 |
| コーキングの打ち替え | 10~50万円 |
| 外壁塗装(アクリルなど) | 60~160万円 |
| 外壁全体の重ね張り・張り替え | 150~280万円 |
ベランダ・バルコニーの雨漏り修理

ベランダ・バルコニーが雨漏りする原因には、排水のつまりや手すりのコーキングの施工不良、防水シートの経年劣化による破損などが考えられます。
修理費用の相場は以下のとおりです。
| 工事内容 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
|
3~20万円 |
| 下地の補修が必要な場合 | 25万円 |
監修者:二級建築士
加藤 大輔
ベランダ―・バルコニーの雨漏りに関係する劣化は表面の仕上げから劣化が進行していきます。一般的にその劣化は仕上げ表面からはじまり、下地材そして躯体へと影響が及んでいきます。修理のタイミングが遅れるほどその範囲が広がっていき、同時に改修費用もプラスとなりますので早い段階での対応が必要です。
窓サッシ・天窓の雨漏り修理

雨漏りの原因は、ほとんどコーキングの劣化です。他には、天窓の経年劣化や窓の周囲にゴミが溜まっている場合もあります。
雨漏りの修理に必要な費用相場は以下になります。
| 工事内容 | 修理に必要な費用相場 |
|---|---|
| 窓枠の補修・窓のコーキング補修 | 3~25万円 |
| 天窓周囲の清掃 | 3~4万円 |
| 天窓の撤去・交換 | 20~90万円 |
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雨漏りの原因を特定する調査方法の種類と費用相場
再度雨漏りさせないためにも、原因が不明なときには、調査が必要になる場合があります。
また、修理を依頼する業者により修理費とは別に調査費がかかります。
原因を特定する調査方法は以下の4つです。
- 原因を特定する調査方法
-
- 目視の調査
- 散水調査
- 紫外線投射発光調査(発光液調査)
- 赤外線サーモグラフィー調査
ここからは、調査方法の内容と費用相場について詳しく解説します。
目視の調査
住宅などの雨漏りがある建物を直接目視して、状況を確認する調査方法です。
基本的な目視で雨漏りの原因を特定できた場合には、調査費は必要ない場合が多く、調査費が必要な場合でも費用相場は3万円以内になるでしょう。
散水調査
散水調査とは、晴れているため雨漏りの原因が不明な場合に、疑わしい箇所にホースで水を流しいれる調査方法です。
屋根が高いときには、足場代が必要になるため費用も高額になる場合があります。費用相場は、5万〜35万円になり、水道代は調査費とは別にかかります。
紫外線投射発光調査(発光液調査)
紫外線投射発光調査とは、専用の発光塗料を混ぜた調査液を雨漏りしていると考えられる箇所に散布し、室内や屋根裏から紫外線を投射して、進入経路を特定する調査方法です。
複数の箇所が雨漏りしている場合が多く、費用相場は16〜25万円です。
赤外線サーモグラフィー調査
赤外線サーモグラフィー調査とは、建物内の温度差がある箇所を特定するために、建物外から赤外線サーモグラフィーを当てる調査方法です。
雨漏りの箇所は、雨水が染みているため温度が低くなります。費用相場は、18〜50万円と高額になる場合もあります。
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雨漏り修理で後悔しない費用ポイント

雨漏りの修理で後悔しないためには、次のようなポイントがあります。
- 雨漏りの修理で後悔しないためのポイント
-
- 複数の業者から相見積もりをとる
- 火災保険が適用されるか確認する
雨漏り修理は、原因箇所や被害状況により修理費用も高額になる場合がありますので、少しでも後悔しないためにポイントを実行することが重要です。
複数の業者から相見積もりをとる
雨漏りの修理費用を少しでも抑えるためには、複数の業者から相見積もりをとりましょう。見積もりの金額を比較することができるからです。一番安い修理費用を提案してきた業者を選ぶことができます。
注意点としては、相見積もりを依頼する雨漏りの修理業者は、どんな業者でも良いわけではありません。地元の雨漏り修理の実績が多くある業者に見積もりを依頼してください。他にも、修理内容についても必ず確認する必要があります。
火災保険が適用されるか確認する
火災保険を雨漏りの修理に利用するには、「自然災害に対する特約」が保証内容に含まれていないと適用にはなりません。自然災害による雨漏りには火災保険は利用できますが、台風被害などのケースでも利用できる場合があるため担当者に確認しましょう。
自然災害でなく経年劣化による雨漏り修理は、火災保険の利用はできないため注意しましょう。
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雨漏り修理に最適な業者の選び方

次に雨漏りをしてくれる業者の選び方について解説していきます。
雨漏りを修理してくれる業者の選び方は以下のとおりです。
- 雨漏りを修理してくれる業者の選び方
-
- 実績がある地元業者を選ぶ
- 修理後のアフターサービスがあるか
- 雨漏り診断士が在籍しているか
それぞれの選び方について詳しく解説します。
実績がある地元業者を選ぶ
雨漏り修理の実績が多い業者を選びましょう。雨漏り修理は、技術も必要になりますし、再発する可能性もありますので、実績がある地元の業者に工事を依頼することが重要です。
自宅から遠い業者に雨漏り修理を依頼してしまうと、再発時にすぐに駆けつけることができなかったり、修理代金以外に出張費も必要になる場合もあります。
修理後のアフターサービスがあるか
雨漏り修理の費用で後悔しないためには、修理後のアフターサービスがある業者に依頼するようにしましょう。雨漏り修理は、工事後に再度雨漏りしてくることもある技術が必要な工事です。
多くの優良業者は、修理後も決められた期間は無料で修理してくれる保証をつけています。
修理業者のなかには、工事終了後のサポートは有料のところもあるため、費用を抑えるためにもアフターサービスについて、契約前に修理業者に必ず確認することが重要です。
雨漏り診断士が在籍しているか
雨漏り診断士とは、雨漏りしている原因を診断して特定してくれます。雨漏りの修理は、原因特定することが、リフォームの経験豊富な職人がいる業者でも難しい場合があるからです。
雨漏り診断士に、雨漏りの原因を特定してもらえれば、最適な修理方法で雨漏りを止めてくれるでしょう。
監修者:二級建築士
加藤 大輔
雨漏り原因の特定が難しい場合は、先ずその可能性のある箇所を抽出し一つ一つ丁寧に調べていく必要があります。特に台風などの強風時や梅雨時期の長雨など、一定の条件の時にだけ雨漏りするケースでは同じ状況を再現をすることが困難なため原因の特定に時間がかかることもあります。気になる箇所があれば早めに調査を依頼しましょう。
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雨漏り修理の施工までの主な日数と流れ
雨漏り修理の施工に必要な主な日数と施工の流れについて、詳しく解説します。
雨漏り修理の施工までの主な日数
雨漏りしている箇所や修理方法により主な日数は異なります。
目安の日数を参考に表にまとめたのが、以下になりますので参考にしてみてください。
| 雨漏り箇所:屋根 | 施工期間 |
|---|---|
| カバー工法 | 1週間 |
| 塗装 | 2週間 |
| 葺き替え | 1週間 |
| 雨漏り箇所:外壁 | 施工期間 |
|---|---|
| 塗装 | 1~2週間 |
| 重ね張り | 10日 |
| 張り替え | 2~4週間 |
雨漏り修理の施工までの流れ

施工までの流れは以下になります。
- 施工までの流れ
-
- 現場調査と修理方法を決める
- 足場を組み立てる
- 屋根・防水工事
- 外壁工事
- 内装工事
- 補修工事
あくまで、基本的な流れになりますので、屋根が高くなく作業できる場合には、足場を組むことはありません。
- 外壁塗装の雨漏りリフォームが得意な
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まとめ
雨漏りの修理は、原因の箇所や被害状況によって費用も大幅に異なります。そのためまずどのような被害があるのか原因を特定して、最適な修理方法で工事してくれる信用できる業者に依頼することが重要です。
再度雨漏りにならないように、本記事の業者の選び方を参考にしていただけたら幸いです。
監修者プロフィール
- 加藤 大輔 なごや住宅診断所(株式会社ブルーホームズ ) 代表 二級建築士、既存住宅状況調査技術者、宅地建物取引士、JSHI公認ホームインスペクター
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リフォーム、リノベーションの調査・設計・施工をトータルに担当後、数多くの既存住宅再生を通じて得た経験をもとに住宅診断専門「なごや住宅診断所」を開設し現在に至る。これまでに調査した建物は新築、中古合わせ延べ2,000件を超える。
1982年4月より約32年間、東証一部上場企業グループの住宅会社に勤務。木造注文住宅および鉄骨造・RC造賃貸マンションの現場監督を12年間経験した後、住宅リフォーム事業に約20年間従事。最終役職は取締役リフォーム事業部長。