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外壁工事の費用相場とは?種類や選び方などをわかりやすく解説

2026年10月17日

外壁工事の費用相場とは?種類や選び方などをわかりやすく解説

外壁工事の費用相場と種類・選び方

新築のときは、おしゃれで綺麗な外壁も年数が経つにつれて塗装の色あせや剥がれが目に付くようになります。毎日太陽の紫外線や雨、風雪にさらされてきていますので、修復するための外壁工事を検討する必要性があるでしょう。

ただ、外壁塗装やリフォームを検討するときに、どうしても気になるのが外壁工事の費用です。そこで本記事では、外壁工事の費用相場、外壁の種類や選び方について解説します。外壁工事を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。



外壁工事の費用相場

外壁塗装・張り替え・重ね張りの費用相場

それでは外壁工事の費用相場について解説していきます。外壁工事は外壁の種類や工事内容によって費用が異なることが一般的です。

外壁工法の種類

外壁工法は、大きく以下の2つになります。
  • 乾式工法(水を使わない工法)
  • 湿式工法(水を使う工法)

近年では、成型されている外壁資材を現場に持ち込み組み立てる乾式工法が多い状況です。

外壁の種類

外壁の種類は、工法により違いがあります。ここでは、近年おしゃれな外壁として人気があるサィディング外壁の種類を解説します。

サイディング外壁の種類は、以下の4つです。
  • 金属系サイディング
  • 窯業系サイディング
  • 木質系サイディング
  • 樹脂系サイディング

サイディング外壁の種類については、本記事の後半部分により詳しく解説していくので、修理を依頼する際の参考にしてください。

外壁工事の費用相場

外壁の劣化状況や外壁塗装やリフォームの内容により、修理に必要になる費用も異なります。外壁工事の費用相場は、以下のとおりです。

外壁工事の種類 費用相場
外壁塗装工事 60~180万円
外壁張り替え工事 150~500万円
外壁重ね張り工事 130~200万円
外壁補修工事 補修内容により異なる

業者に見積もりを依頼する際には、本来の工事費用以外に足場代や別に諸経費が必要になるのか、契約前に必ず確認することを忘れないようにしましょう。

辻 久 監修者:
辻 久
建築設計due
代表

一級建築士
第二種電気工事士
外壁工事の費用相場を把握する際は、工事単価だけでなく「塗料や外壁材の耐用年数(ライフサイクルコスト)」と「足場費用」をセットで考えることが重要です。一般的な戸建て住宅では足場を仮設するだけで約15万〜30万円がかかります。

例えば、初期費用の安い塗料で10年ごとに塗り替えるよりも、少し耐久性の高い塗料やサイディングを用いて足場を組む回数を減らす方が、将来的なトータルコストを大幅に抑えられるケースもあります。
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外壁工事の種類と種類別参考価格

外壁塗装工事の坪数別費用相場

外壁工事は、塗装やリフォームにより4つの種類に分けられます。

外壁工事の種類は、以下のとおりです。
  • 外壁塗装工事
  • 外壁張り替え工事
  • 外壁重ね張り工事
  • 外壁補修工事

ここからは、工事内容について詳しく解説します。

外壁塗装工事

外壁塗装工事とは、塗装が経年劣化で損傷がある外壁を洗浄した後、下地部分を補修して新しい塗料を塗る工事のことです。効果として、雨などから外壁を守る防水性が向上したり、建物の外観も綺麗に見違えます。

外壁塗装工事は、使用する塗料により耐用年数が異なります。坪別の費用相場は以下の表になります。

坪数(延坪) 塗装面積 費用早晩
30坪 119㎡ 約60~100万円
40坪 158㎡ 約80~130万円
50坪 198㎡ 約100~160万円

外壁張り替え工事

サイディングやタイルへの外壁張り替え工事の費用相場

外壁張り替え工事とは、以前の外壁を剥がした後、新しい外壁に張り替える工事のことです。工事では、壁内の防水シートや下地のメンテナンスもするため、効果として建物の寿命を伸ばせます。

新しく張り替える外壁材を選べるので、工事する外壁材により現状よりも耐震性を高めることも可能です。外壁張り替え工事の費用相場は以下のとおりです。

新しい外壁材 リフォーム費用相場
サイディング(窯業/金属系)に張り替え 150~230万円
タイルに張り替え 156~500万円

外壁重ね張り工事

外壁重ね張り工事の防水シート・養生・足場などの費用

外壁重ね張り工事とは、以前からある外壁の上から新しい外壁材を重ねながら張る工事のことで、カバー工法とも呼ばれます。効果として、外壁が二重になるため、断熱性や遮音性が工事前より向上します。

以前の外壁を撤去する必要がないので、張り替え工事よりも価格は安く抑えることが可能です。外壁重ね張り工事の費用相場は以下の表になります。

項目 費用相場
防水シート 4~7万円
養生 8~12万円
シーリング
サイディング材
5~35万円(900~1,200円/㎡)
55~75万円(3,000~10,000円/㎡)
足場 15~23.5万円(600~1,000円/㎡)
重ね張り施工作業員 25~45万円(900~1,200円/㎡)
下地胴緑 10~25万円(850~1,870円/㎡)
土台水切り設置 5~7万円
運搬費・諸経費 10~13万円
辻 久 監修者:
辻 久
建築設計due
代表

一級建築士
第二種電気工事士
塗装・重ね張り(カバー工法)・張り替えのどれを選ぶべきかは、見た目の劣化だけでなく「壁体内部(構造下地)の状態」によって決まります。

例えば、表面のヒビ割れや色あせ程度であれば塗装や重ね張りで十分ですが、雨漏りによって内部の木下地(防水シートや胴縁・柱)まで腐食している場合は、下地から補修できる「張り替え」一択となります。費用面だけで決めず、内部の健全性をプロに診てもらいましょう。

外壁補修工事

ひび割れやコーキングなど外壁補修工事の費用相場

外壁補修工事とは、外壁全体ではなく部分的に塗装の剥がれやヒビ割れを補修工事することです。築年数10年未満なら、工事に必要な費用や工期を抑えることができます。

外壁補修工事の内容と費用相場は、以下の表になります。

補修内容 費用相場
ひび割れ(クラック) 約1~10万円/箇所
穴・傷・へこみ・傷 打ち替え=約900~1,200円/m
※約1~3万円の廃材撤去費も別に必要
コーキングの劣化 約1~6万円/箇所
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外壁工事で後悔しないための費用ポイント

相見積もり・専門業者・火災保険や助成金の活用
外壁工事で後悔しないためには、次のようなポイントが挙げられます。
  • 複数業者に相見積もりを依頼する
  • 専門業者に依頼する
  • 火災保険や助成金を活用する

それぞれのポイントについて確認していきましょう。

複数業者に相見積もりを依頼する

外壁工事の費用を抑えるためにも、複数業者に相見積もりを依頼しましょう。外壁工事を依頼するのが初めてになると、不必要な工事も見積もりにある場合もあります。そのため、複数業者から相見積もりをもらうことで、必要な工事内容や費用相場を知ることも可能です。

その中で一番安い見積もりを提案してきた業者を検討してみてください。注意点としては、信用がおける業者なのか、担当者との話しなどから見極めることも重要です。

専門業者に依頼する

費用と品質のバランスを高めるには、経験豊富な外壁の専門業者へ依頼するのがおすすめです。自社で職人を抱える専門業者であれば、下請け任せにせず診断から施工まで責任を持って一貫対応してくれます。

外壁に関する専門知識や施工実績が豊富なため、住宅ごとの状態に合わせた最適な補修方法を提案してもらいやすく、無駄な中間コストを抑えた満足度の高いリフォームにつながります。

火災保険や助成金を活用する

台風や強風などの「自然災害」によって明確な被害を受けた場合、火災保険の風災補償が適用できる可能性があります。ただし、経年劣化による損傷は対象外となるため注意が必要です。

また、近年「火災保険で自己負担ゼロで外壁塗装ができる」と強引に契約を迫る悪質業者とのトラブルが増加しています。申請は必ず加入している保険会社や代理店へ直接相談し、工事は実績のある信頼できる施工業者に依頼しましょう。

助成金は、お住まいの各市町村により助成金額や申請条件が異なるため、担当者に契約前に確認することが大切です。

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辻 久
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第二種電気工事士
相見積もりを取る際は、単に「一番安い業者」を選ぶのではなく「見積書の内訳の透明性」を最優先してください。例えば「外壁塗装工事一式」と大雑把に書かれた見積もりは施工後のトラブルに繋がりやすいですが、「下塗り・中塗り・上塗りの塗料名」「シーリング(打ち替え/増し打ちの施工メーター数)」まで明確に書かれている業者は信頼できます。

また、自治体の助成金申請は「工事の着工前」に完了させるのが鉄則ですので、事前に窓口で要件を確認しておきましょう。
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人気があるサイディング外壁の選び方や種類別メリット・デメリット

サイディング外壁の種類別メリット・デメリット

ここからは、人気があるサイディング外壁の選び方や種類別のメリットやデメリットを紹介していきます。

サイディング外壁の選び方

サイディング外壁の選び方は2つのポイントを押さえましょう。
  • デザインで選ぶ
  • 機能で選ぶ

内容について詳しく解説していきます。1つ目の外壁におけるデザインでは、カラーとテイストに着目します。

外壁で用いられるカラーは以下の6種類あります。
  • ブラック
  • ホワイト
  • グレー
  • クリーム
  • ブラウン
  • グリーン

ツイストには、「シンプルモダン」や「ナチュラル」などがありますので、大好きなカラーやツイストがあれば、依頼する業者に相談してみましょう。

2つ目の機能では、各サイディングの耐久性やメンテナンスについて着目しましょう。例えば、サイディングの種類や表面塗料の違いによって、耐用年数は10〜20年、高耐久なもので30年程度と違いがあります。

また、素材によって汚れの付きにくさやシーリングの劣化スピードが異なり、日頃のお手入れのしやすさや必要なメンテナンスの頻度も変わるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

辻 久 監修者:
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現在の主流であるサイディング外壁ですが、素材選びだけでなく「目地(シーリング)のメンテナンス」にも注意が必要です。特に国内で普及率の高い窯業系サイディングは、ボード自体の防水性が切れたりシーリングが途切れたりすると、小口からセメント基材が吸水して反りや割れを引き起こします。

金属系サイディングは軽量で耐震性に優れ、カバー工法との相性も抜群ですが、海沿いなどの塩害地域ではサビ対策が必要です。建材ごとの弱点を理解し、適切な選定と維持管理を計画しましょう。

サイディング外壁の種類別メリット・デメリット

外壁の種類別メリット・デメリットは以下の表になります。

サイディングの種類 メリット デメリット
窯業系サイディング 耐震性・耐火性が高い 定期的なメンテナンスが必要
金属系サイディング 耐用年数が長い・メンテナンスしやすい コストが他サイディングより高い
木質系サイディング 断熱性が高い 防水性が低い
樹脂系サイディング 耐震性・防水性が高い 断熱性・防火性・遮音性が低い

窯業系サイディングは、外壁材として人気がありセメント質と繊維質を主原料としたものを成型したものです。金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属を成型した外壁材になります。

木質系サイディングは、木材を板状に加工した外壁材で、木材が持つ風合いが特徴的です。樹脂系サイディングは、国内での普及が少ない塩化ビニルを主原料にした樹脂を成型した外壁材です。

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外壁工事までの主な日数と流れ

外壁工事の準備・施工・片付けの流れと必要日数

外壁工事の種類により異なる日数や工程について説明していきます。

施工までの主な日数

外壁工事は種類により日数も異なりますが、他にも外壁の経年劣化が激しいときや雨や風が強いなど悪天候になると必要な日数も長く必要です。

業者に見積もりを依頼したり、助成金の申請に必要になる期間を考慮するとなると、外壁工事が完了するまでの期間は2ヵ月程度かかると見ておきましょう。外壁工事の種類別で必要な主な日数は以下のとおりです。

外壁工事の種類 必要な主な日数
塗装工事 5~14日
張り替え工事 10~25日
重ね張り工事 10~20日
補修工事 1日~1週間

施工までの流れ

外壁工事の主な流れの工程は、以下の順番になります。
  • 準備
  • 施工
  • 片付け

ここからは、各工程について作業内容を簡単に解説します。

最初の外壁工事をする前の準備段階では、現場確認と近隣へ挨拶回りを行います。工事の騒音や塗装の臭いなど、近所に外壁工事の期間少なからず迷惑をかける可能性があります。事前に挨拶回りを行うことで、トラブルを避けることにもつながるでしょう。

施工の事前準備は、外壁工事の足場を組み立てながら、周囲の清掃と同時に養生を行います。次に外壁を高圧洗浄機で綺麗にして、下地の補修を処理した後に依頼があった外壁工事をする流れです。

施工が終了したら施工状況を最終確認してOKをもらいます。最後に組み立てた足場を撤去しながら養生シートを取り外して、外壁工事の現場を綺麗に清掃したら完了です。

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辻 久
建築設計due
代表

一級建築士
第二種電気工事士
外壁工事中の約2週間〜1ヶ月間は、飛散防止の養生シートで家全体が覆われるため、室内が暗くなったり窓が開けづらくなったりと、想像以上の生活ストレスが発生します。

工事をスムーズに進めるためには、事前の近隣挨拶はもちろん、施工業者と「いつ・どの範囲の窓が塞がるか」「洗濯物を干せる日があるか」などの工程スケジュールを細かく共有しておくことが大切です。
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まとめ

住環境を綺麗に整えるためにも外壁が経年劣化してきたら、外壁塗装やリフォームなどの外壁工事を検討しましょう。外壁工事の種類により費用も異なり、外壁の状況によって高額になる場合もあります.、そのため、複数業者からの相見積もりや助成金を活用するなど少しでも外壁工事の費用を抑えて、信頼できる地元業者に依頼するのがおすすめです。

辻 久 監修者:
辻 久
建築設計due
代表

一級建築士
第二種電気工事士
住まいの寿命を大きく左右するのは、柱や土台といった見えない構造体の健やかさであり、その構造体を雨水から防ぎ続けているのが外壁です。外壁リフォームは単なる外観の模様替えではなく、住まいの健康を維持するための大切な医療措置といえます。

雨漏りなどの深刻なトラブルが起きる前に、信頼できる地元の専門会社に状態を正しく診てもらい、計画的に適切なメンテナンスを重ねていくことが、大切な資産を長持ちさせる一番の近道です。

監修者プロフィール

辻 久
辻 久
建築設計due 代表
一級建築士
第二種電気工事士

一級建築士。大手組織設計事務所を経て独立し、一級建築士事務所を主宰。住宅・店舗・集合住宅・医療・福祉施設の新築から改修まで多数の設計監理実績を持つ。

数多くの現場で培った確かな技術力と、多様な用途に対応する高いデザイン力を活かし、美しさと機能性を兼ね備えた建築・空間を提案している。