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外壁・屋根修理の訪問営業、72.3%が「怪しい」と回答|経験者282人に勧誘の実態を調査

2026年7月28日

訪問営業経験者の55.3%が複数回の訪問を経験

【約半数が「近所で工事中」「無料で点検」と説明された経験あり。約4人に1人は「放置すると危険」と指摘】

株式会社ベルテクノが運営する外壁塗装業者の比較・情報メディア「外壁塗装マッチ」は、過去5年以内に、持ち家の戸建て住宅で外壁・屋根修理の訪問営業を受けたことがある282人を対象に、訪問営業に関する実態調査を実施しました。

外壁や屋根は居住者自身では状態を確認しにくく、修理の必要性や緊急性を判断するのが難しい場所です。突然訪問してきた業者から「屋根の異常が見えた」「放置すると雨漏りする」などと指摘され、不安になった経験がある人もいるのではないでしょうか。

今回の調査では、回答者の47.9%が「近所で工事をしていて、外壁や屋根の異常が見えた」、46.5%が「無料で点検できる」と説明されていました。

また、72.3%が訪問営業を「怪しいと感じた」と回答した一方で、22.0%は外壁や屋根の状態が心配になり、17.7%は断りにくさを感じています。

多くの人が訪問営業を警戒しているものの、突然自宅の異常や危険性を指摘されることで、不安や迷いが生じている実態が明らかになりました。

調査結果のポイント
  • 55.3%が過去5年以内に複数回の訪問営業を経験
  • 47.9%が「近所で工事をしていて異常が見えた」と説明された
  • 46.5%が「無料で点検できる」と説明された
  • 25.2%が「放置すると危険」と説明された
  • 72.3%が「怪しい」、28.7%が「怖い」と感じた
  • 22.0%が外壁や屋根の状態を心配した
  • 83.3%が点検・見積もりを受ける前に断った
  • 16.7%は点検・見積もり・契約のいずれかまで進んだ

  • 安心して任せられる
    \ 施工会社がみつかる/

訪問営業経験者の55.3%が複数回の訪問を経験

外壁・屋根修理の訪問営業を受けた回数を尋ねたところ、1回」が44.7%、「2~3回」が44.0%、「4回以上」が11.3%「でした。

「2~3回」と「4回以上」を合わせると55.3%となり、半数以上が過去5年以内に複数回の訪問営業を受けています。

訪問営業経験者の55.3%が複数回の訪問を経験
訪問営業を受けた回数 人数 割合
1回 126人 44.7%
2~3回 124人 44.0%
4回以上 32人 11.3%

最も多かった説明は「近所で工事をしていて異常が見えた」

訪問した業者から受けた説明について尋ねたところ、最も多かったのは「近所で工事をしていて、外壁や屋根の異常が見えた」の47.9%でした。

次いで、「無料で点検できる」が46.5%、「放置すると危険」が25.2%、「このままでは雨漏りする」が21.6%となっています。

訪問した業者から受けた説明
訪問した業者から受けた説明 人数 割合
近所で工事をしていて、外壁や屋根の異常が見えた 135人 47.9%
無料で点検できる 131人 46.5%
放置すると危険 71人 25.2%
このままでは雨漏りする 61人 21.6%
近所の人も契約している 60人 21.3%
キャンペーン・モニター価格で施工できる 51人 18.1%
今日契約すれば安くなる 32人 11.3%
足場代を無料にできる 17人 6.0%
火災保険を使えば無料または安く修理できる 14人 5.0%
その他 12人 4.3%

調査結果からは、最初から工事や契約を勧めるのではなく、「近所で工事をしている」「外から住宅の異常が見えた」と声をかけ、無料点検を提案するケースが多いことが分かります。

その後、「放置すると危険」「このままでは雨漏りする」など、住宅への被害や緊急性について説明される場合もあります。

民生活センターも、屋根工事の点検商法について、「近所で工事をしているが、お宅の屋根瓦がずれているのが見えた」などと訪問して点検を持ちかける勧誘トークを紹介し、注意を呼びかけています。

約4人に1人が「放置すると危険」と説明された

回答者の25.2%が「放置すると危険」、21.6%が「このままでは雨漏りする」と説明されていました。

外壁や屋根に実際の劣化がある場合、放置によって雨水の浸入や下地の腐食につながる可能性があります。そのため、異常を指摘されたときに不安を感じること自体は不自然ではありません。

しかし、外から見ただけの情報では、劣化の原因や範囲、修理の緊急性まで正確に判断できるとは限りません。

国民生活センターも、工事や修理の必要性、その費用を消費者がその場で判断するのは難しいとして、すぐに契約せず、複数の見積もりを比較したり周囲に相談したりするよう案内しています。

72.3%が訪問営業を「怪しい」と感じた

訪問営業を受けたときに感じたことを尋ねたところ、72.3%が「怪しいと感じた」と回答しました。

「怖いと感じた」も28.7%に上っています。

一方で、22.0%が「外壁や屋根の状態が心配になった」、17.7%が「断りにくいと感じた」と回答しました。

訪問営業を受けたときに感じたこと
訪問営業を受けたときに感じたこと 人数 割合
怪しいと感じた 204人 72.3%
怖いと感じた 81人 28.7%
外壁や屋根の状態が心配になった 62人 22.0%
断りにくいと感じた 50人 17.7%
業者の説明を信用した 19人 6.7%
お得だと感じた 11人 3.9%
すぐに修理しなければならないと思った 10人 3.5%
その他 14人 5.0%

訪問営業を警戒しながらも、「屋根が壊れている」「このままでは雨漏りする」と説明されることで、自宅の状態に不安を感じたり、その場で断りにくくなったりする人がいることが分かります。

なお、この結果は回答者が受けた印象を示すものであり、訪問営業を行った業者が実際に悪質だったことを示すものではありません。

83.3%が点検・見積もりを受ける前に断った

訪問した業者にどこまで対応したか尋ねたところ、「話は聞いたが、点検や見積もりは断った」が52.1%、「話を聞かずに断った」が31.2%でした。

両者を合わせると83.3%となり、多くの人が点検や見積もりを受ける前に断っています。

一方、「点検だけ受けた」「見積もりまで取った」「契約した」「一度契約したが解約した」を合わせると16.7%でした。約6人に1人は、点検・見積もり・契約のいずれかまで進んでいます。

訪問した業者にどこまで対応したか
訪問した業者への対応 人数 割合
話は聞いたが、点検や見積もりは断った 147人 52.1%
話を聞かずに断った 88人 31.2%
点検だけ受けた 18人 6.4%
契約した 17人 6.0%
見積もりまで取った 11人 3.9%
一度契約したが解約した 1人 0.4%

契約した人は17人と少数だったため、契約後の満足度や後悔については、今回の調査結果だけで一般的な傾向を判断することはできません。

「工事の挨拶だと思ったら営業だった」回答者から寄せられた体験談

アンケートの自由記述では、工事の挨拶をきっかけに玄関先へ誘導されたケースや、点検を強く勧められたケースが寄せられました。

外壁・屋根工事の訪問営業の経験談
  • 近くの工事の挨拶と言われて玄関に出たところ、営業だったので怖い思いをしました。
  • 最初は近所で工事をしていて、挨拶をしたいから玄関口までお願いしますと言われました。玄関に行くと、すぐに営業トークが始まりました。
  • 少し離れたところで家を建てていた会社の者だと訪ねてきました。そこから我が家の屋根の不具合が見えたと言われましたが、建築現場からは見えにくい場所だったので怪しいと感じました。
  • 許可していないのに屋根に登りたがったので、怪しいと感じました。
  • とにかくしつこく、考える時間を与えないような話し方で不信感を抱きました。
  • 「近所の人も契約している」と聞きましたが、周りには契約した人がおらず、断ってよかったと思いました。

※回答内容の趣旨を変えない範囲で、誤字脱字や表記を調整しています。

すべての訪問営業が同じ方法で行われているわけではありませんが、住宅の異常を指摘された場合でも、その場で点検や契約を決めず、まず説明の根拠を確かめることが重要です。

外壁や屋根の異常を指摘されたときに確認したい5つのこと

1.その場で点検や契約を決めない

「今日だけ安い」「すぐに修理しなければ危険」と言われても、その場で点検や契約を決める必要はありません。

まず、業者名や所在地、連絡先、訪問の目的を確認しましょう。特定商取引法では、訪問販売業者は勧誘に先立って、事業者名や勧誘目的などを明示する必要があります。

2.突然訪問した業者を安易に屋根へ上げない

屋根は、住人が点検作業を直接確認しにくい場所です。突然訪問した業者を安易に屋根へ上げず、点検が必要だと感じた場合も、会社情報や点検方法を確認しましょう。

屋根の状態を確認したい場合は、別の業者に相談したり、屋根に上らずに撮影できる方法を利用したりする選択肢もあります。

3.指摘された箇所と根拠を確認する

「屋根がずれている」「外壁が傷んでいる」と言われた場合は、具体的な場所と状態を確認します。

写真や動画などの記録を見せてもらい、どのような理由で、どの工事が必要なのか説明を求めましょう。口頭の説明だけで修理の必要性や緊急性を判断しないことが大切です。

4.別の業者にも相談する

修理が必要か迷ったときは、訪問した業者とは別の外壁塗装会社や工務店などにも相談しましょう。

複数社に確認を依頼することで、修理の必要性や工事方法、見積金額を比較しやすくなります。見積書では、工事箇所、使用する材料、施工面積、工程、保証内容なども確認します。

5.火災保険の適用は保険会社へ直接確認する

今回の調査では、5.0%が「火災保険を使えば無料または安く修理できる」と説明されていました。

火災保険で補償される範囲は、契約内容や損害の原因によって異なります。保険の適用を前提に契約せず、加入している保険会社や代理店へ直接確認しましょう。

訪問販売で契約した場合、クーリング・オフできる可能性も

訪問販売に該当する場合、原則として、法律で定められた契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフできる可能性があります。

「工事の手配が終わっているため解約できない」などと説明され、クーリング・オフを妨げられた場合は、8日を過ぎていても対応できるケースがあります。

契約や解約について不安がある場合は、一人で判断せず、消費者ホットライン「188」などへ早めに相談しましょう。

※契約方法や状況によって適用条件が異なります。個別の契約については、消費生活センターなどへご相談ください。

  • 安心して任せられる
    \ 施工会社がみつかる/

外壁塗装マッチ編集部の見解

今回の調査では、訪問営業を受けた人の約半数が、「近所で工事をしていて異常が見えた」「無料で点検できる」と説明されていました。

また、約4人に1人が「放置すると危険」、約5人に1人が「このままでは雨漏りする」と言われています。

外壁や屋根は自分で状態を確認しにくいため、突然異常を指摘されれば、不安になるのは自然なことです。しかし、訪問した業者の説明だけでは、本当に修理が必要なのか、提案された工事内容や金額が適切なのかを判断することは困難です。

一方で、訪問営業による指摘が必ずしも間違っているとは限りません。実際に外壁や屋根が劣化している可能性もあるため、指摘をすべて無視するのではなく、その場では契約せず、指摘された場所や根拠を確認したうえで、別の業者にも相談することが大切です。

外壁塗装マッチでは、外壁・屋根工事に関する情報を分かりやすく発信し、消費者が工事内容や施工業者を比較しながら判断できる環境づくりを目指してまいります。

調査概要
  • 調査名称:外壁・屋根修理の訪問営業に関する実態調査
  • 調査対象:過去5年以内に、持ち家の戸建て住宅で外壁・屋根の点検・塗装・修理に関する訪問営業を受けたことがある人
  • 調査期間:2026年7月22日~2026年7月27日
  • 有効回答数:282人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査主体:外壁塗装マッチ

※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答の設問では、回答割合の合計が100%を超える場合があります。