棟板金リフォームの費用相場
それでは棟板金リフォームの費用相場について解説していきます。棟板金の種類やリフォーム内容によって費用が異なることが一般的です。
棟板金の種類
- 棟板金の種類には以下のような材質があります。
-
トタンとは、2000年以前に棟板金の主流として使用されていた金属材質で、他素材よりも錆びやすいため現在はあまり使用されていません。
ガルバリウム鋼板とは、アルミと亜鉛、シリコンの構造からなる金属材質になり、耐久性や耐震性が優れているため、近年はトタンよりも棟板金に使われることが多い鋼板です。デメリットは、トタンと比較すると価格が少し割高になります。
ジンカリウム鋼板とは、ガルバリウム鋼板同様にアルミと亜鉛、シリコンの構造の金属材質になりますが、違いは表面に石粒が吹き付けられていることです。紫外線やサビからガルバリウム鋼板を保護する目的で石粒があります。
費用相場
棟板金リフォームの費用相場は、棟板金の種類やリフォーム内容によって大きく異なります。費用相場は、15,000〜200,000円になるでしょう。
棟板金の種類別の耐用年数や価格は以下になります。
| 名称 |
価格(葺き替え・1㎡あたり) |
耐用年数 |
メンテナンス |
| トタン |
5,000円 |
15~20年 |
5~10年 |
| ガルバリウム鋼板 |
5,000~10,000円 |
30~40年 |
10~15年 |
ジンカリウム鋼板 (石粒付き鋼板) |
8,000~22,000円 |
30~50年 |
不要 |
種類別の棟板金リフォームの特徴や詳しい費用相場については、この後解説します。
- 438,000人が利用して平均37万円安くなってます
棟板金リフォームの種類と種類別費用相場
ここからは、棟板金リフォームの種類や、種類別の費用相場について解説していきます。棟板金リフォームの種類や費用相場をまとめたのが、以下の表です。
| 棟板金リフォームの種類 |
費用相場 |
| 針打ちコーキング補修(針の打ち直し) |
15,000~50,000円:1軒 |
| 棟板金や貫板の交換 |
30,000~200,000円 |
棟板金は、劣化状況によってリフォーム内容に違いがあります。針打ちコーキングの補修とは、棟板金を固定している釘がゆるんでいたり、抜けそうな場合にコーキング処理をして釘を打ち直しすることです。
リフォーム時期としては、前回の棟板金交換から約7〜10年が目安になるため、リフォーム業者に点検を依頼しましょう。
棟板金や貫板の交換とは、既存の棟板金が経年劣化していたり、貫板(屋根の棟板金を固定するために必要な下地材)が腐食してきた場合に新しい棟板金や貫板に交換することです。
釘打ちコーキングとは費用面で比較すると、材料費や工数も多いので、リフォーム費用は高くなります。
- 438,000人が利用して平均37万円安くなってます
棟板金リフォームで後悔しないための費用ポイント
- 棟板金リフォームで後悔しないためには、以下のようなポイントに気をつけましょう。
-
- 1度にすべての修理依頼をする
- 複数業者から相見積もりを取る
- 災害が原因の場合は火災保険を活用する
ポイントについて詳しく確認していきます。
1度にすべての修理依頼をする
費用面で後悔しないためには、1度にすべての修理を依頼するのがおすすめです。棟板金をリフォームする場合には、屋根や外壁なども経年劣化していることも多いです。
個別にリフォームするよりも、まとめてリフォームすれば全体的な費用は大きくなりますが、結果的に費用を抑えることもできます。
複数業者から相見積もりを取る
棟板金リフォームを業者に依頼するときは、複数業者から見積もりを取りましょう。相見積もりを取ることで、費用相場が確認でき安価なリフォーム業者を選ぶことができます。
もちろん、業者を選ぶ際には、金額だけでなく、信用できる業者を選ぶことが大切です。
災害が原因の場合は火災保険を活用する
強風や台風など自然災害が原因で、棟板金リフォームが必要な場合は、火災保険が適用になるのか保険会社の担当者に確認するようにしましょう。
火災保険の適用条件をクリアできれば、棟板金リフォームに必要な費用負担を抑えることができます。

監修者:
LIVEASSIST 原田
建築・不動産業界で30年以上。
新築・リフォーム・外壁・不動産売買まで幅広く対応。
火災保険の活用については、申請のサポートを前面に押し出して営業してくる業者には注意が必要です。保険申請自体は施主が行うものであり、業者が代行することはできません。
「保険で全額まかなえる」といったトークで契約を急かすケースは悪質業者の典型的な手口です。
相見積もりを取る際は金額だけでなく、工事内容・使用材料・アフターフォローの内容を揃えて比較することが重要です。棟板金は屋根の中でも特に風の影響を受けやすい箇所のため、施工品質が長期的なコストに直結します。
- 438,000人が利用して平均37万円安くなってます
棟板金リフォームのメリット
- 棟板金リフォームするメリットは以下の通りです。
-
- 耐久性や防水性が向上する
- 強風の飛散リスクが低くなる
- 建物の外観が良くなる
内容について詳しく解説します。
耐久性や防水性が向上する
棟板金リフォームのメリットは、耐久性や防水性が向上することです。現在棟板金リフォームで使用する材質は、ガルバリウム鋼金が多いため、従来のトタンよりも耐久性や防水性は高くなります。
ガルバリウム鋼金には、アルミが多く含まれているため熱にも強く、直射日光を反射してくれますので、室内の気温上昇を防いでくれます。
強風の飛散リスクが低くなる
強風や台風のとき、棟板金の飛散リスクが低くなることも、リフォームするメリットと言えるでしょう。棟板金や貫板をリフォームで新しく交換することで、経年劣化や災害で棟板金が浮かなくなります。
結果的に、台風や暴風雨など強風のときでも、棟板金の飛散リスクは低くなり、重大な事故や危害を未然に防ぐことにも繋がります。
建物の外観が良くなる
棟板金をリフォームするメリットは、建物の外観が良くなることです。過去に屋根のリフォームや新築の住宅を建ててから、7〜10年経過すると棟板金が浮いてきて、放置すると建物の外観が悪くなります。
棟板金をリフォームして新しくすることで、建物の外観が良くなりますし、気持ちよく日常生活を過ごせるでしょう。

監修者:
LIVEASSIST 原田
建築・不動産業界で30年以上。
新築・リフォーム・外壁・不動産売買まで幅広く対応。
棟板金の飛散は近隣への損害賠償問題に発展するケースがあります。「まだ大丈夫」と判断しがちですが、釘の浮きや板金の歪みは目視では気づきにくく、台風シーズン前の定期点検を習慣にすることをおすすめします。
また、訪問業者に「棟板金が浮いている」と指摘された場合は、すぐに契約せず、別の業者に確認を取ることが重要です。屋根は施主自身が確認しにくい場所であるため、不安を煽る営業の格好のターゲットになりやすい箇所です。
- 438,000人が利用して平均37万円安くなってます
棟板金リフォームを放置したときの注意点
- 棟板金が劣化して浮きを放置すると、以下のようなことに注意する必要性があります。
-
- 貫板の腐食が進行する
- 強風などで棟板金が飛散してしまう
- 雨漏りが発生する
注意点の内容について詳しく確認していきましょう。
貫板の腐食が進行する
棟板金の浮きを放置するリスクとして、貫板の腐食が進行することが上げられます。腐食が進行する原因は、浮いたことによって貫板が雨水につかるからです。
貫板が腐食すると、釘でコーキングもできない状態になるため、新しく交換工事が必要になります。
強風などで棟板金が飛散してしまう
浮きを放置することで、棟板金が強風や台風で飛散してしまう可能性があるため注意が必要です。棟板金が飛散してしまうと、歩行者や自動車に危害を及ぼす原因になりますし、近隣の建物の外壁にもキズをつけるかもしれません。
そのため、危害を未然に防ぐためにも、棟板金の定期的なメンテナンスをすることが重要です。
雨漏りが発生する
棟板金の劣化を放置すると、雨漏りが発生するリスクがあります。防水機能が棟板金にありますが、劣化して浮きを放置してしまうと、雨水が浸入しやすくなり雨漏りが発生します。
雨漏りが原因で、貫板や屋根、建物内部の柱などの構造部分を腐らせる場合もあるため、早急に業者に棟板金のリフォームを依頼するようにしましょう。
- 438,000人が利用して平均37万円安くなってます
棟板金リフォームの施工に必要な日数と流れ
棟板金リフォームが完了するまでの日数や工程について解説していきます。
施工に必要な日数
棟板金リフォームの施工に必要な日数は、約半日〜2日です。棟板金リフォームごとに必要な日数は、以下の表になります。
| 棟板金リフォームの種類 |
施工に必要な日数 |
| 針打ちコーキング(針の打ち直し) |
半日~1日 |
| 棟板金や貫板の交換 |
1~2日 |
棟板金リフォームは、他のリフォームと比較して短期間で完了する場合が多いです。
施工の流れ
- 棟板金リフォームの流れは以下になります。
-
- 現状の棟板金と貫板を撤去する
- 新しい貫板と棟板金を設置する
- 釘打ちをしてコーキングする
- 完了を確認してもらい終了
- アフターフォロー
棟板金リフォームが完了した後に、不具合がある場合もありますので、依頼するリフォーム業者には、アフターフォローはどのようになるのか、契約前に必ず確認するようにしましょう。

監修者:
LIVEASSIST 原田
建築・不動産業界で30年以上。
新築・リフォーム・外壁・不動産売買まで幅広く対応。
棟板金の交換工事は半日〜2日と短工期ですが、足場が必要になるケースもあります。足場代は工事費全体の中で大きな割合を占めるため、屋根の他の箇所や外壁に劣化が見られる場合は、同時に修繕することでトータルコストを抑えられます。
ただし、一度の工事にまとめることを勧めてくる業者が必ずしも良心的とは限りません。本当に必要な工事かどうか、写真や説明で根拠を示してもらった上で判断してください。
- 438,000人が利用して平均37万円安くなってます
まとめ
棟板金は、経年劣化や台風などの災害が原因で、浮いてきたときには早急に業者にリフォームを依頼するようにしましょう。そのまま放置すると、浮いてきた箇所から雨水が浸入してきて、雨漏りや建物の重要な内部構造の柱にも被害が及びます。
他にも、強風になると棟板金が飛散するリスクもあり、人や建物に危害を及ぼす可能性もあります。リスクを防ぐためには、定期的な棟板金のメンテナンスや点検は新築後や過去にリフォームしてから7〜10年後に業者に依頼してください!
監修者プロフィール
-
LIVEASSIST 原田
建築・不動産業界で30年以上。
新築・リフォーム・外壁・不動産売買まで幅広く対応。
-
建築・不動産業界で30年以上の実務経験を持つライター・コンテンツ監修者。新築・リフォーム・外壁・不動産売買・住宅ローンなど幅広い分野での営業・提案・契約実務を経験。
お客様に正確でわかりやすい情報を届けることを大切にしており、現在も住宅・不動産系Webサイトを複数運営しています。